リスクアセスメント

 岸和田で2歳の女の子が車に9時間置き去りにされていて死亡したとのこと。ついこの前も保育園の送迎バスで起こったことです。

 岸和田のケースでは、送迎バスではなく、自宅の車だったそうです。ニュースを聞いていると、ずいぶん不幸なことが重なったようです。

 

・普段は母親が送迎していたが、父親が送迎していた

 静岡の送迎バスの例でも、普段送迎していない園長が送迎したようでした。

・女の子が来ていないことに保育士が気づいていたが、連絡担当の事務員が土曜なのでいなかったこと

・保育士が母親に連絡しようとしたが、別の保護者対応に追われ忘れたこと

 

 送迎バスについては、全員降りたか確認するシステム搭載が義務付けられるとのことですが、個人の車の場合でも対策が必要なようです。

 

 ヒューマンエラーの専門家が「自分は大丈夫と思わない」とか言っていましたが、まさにその通りだと思います。また、システムを作っても使うのは人間なので、使う人がそのシステムを良く理解していないといけないとも言っていました。これはシステムだけではなく、物にも言えると思います。電子レンジで猫を温めたという都市伝説でもそうですが、電子レンジの仕組みを理解していないといけないという事に繋がります。

 

 会社でもリスクアセスメントをして、エクセルの表にまとめたりしていますが、やっぱりヒューマンエラーが発生しています。それも重大な。横から見ていたら何をやっているんだとか思いますが。

 

 どこかの警察で、警官が捜査書類を車の上に置いて署内に入り、別の警官がその車に乗って走って行って、捜査書類をばらまいたという事件があったそうです。まだ10ページぐらい見つかっていないとか。似たような経験をしたこともあります。

 すごくくだらないように思いますが、自動車教習所で習ったように、車に乗る前に車の周囲を周って指差し確認とかした方がいいのではないかと思います。まあ、そんなルールを作っても、実際に車に乗る人がちゃんとやらないとダメなんですが。