「M.A.R.I.といかれた工場」(ホビージャパン)

 MARIとは自立機動型ロボット知能ユニットの事だそうです。Maneuver、Automatic、Robot、Intelligenceでしょうか。

 このゲームは、落雷の影響で工場の管理システムが壊れたので、唯一自立行動ができるマリちゃんが指令室に修理に行くというパズルゲームです。指令室までは40枚の部屋を通らないといけません。「枚」はパズルシートなので単位としては合っています。

 マリちゃんのビジュアルです。

マリちゃん(箱絵)

 ゲームはパズルシートに書かれたグリッドの上を、プレイヤーが指定した行動タイルを使ってマリちゃんを移動させ、出口にたどり着けば成功。行きすぎたり、壁をぶち破ろうとしたりしたら失敗です。

 まずはマーカーです。一番左がマリちゃん、中央は多分自動ドア的なもの?右はアイテム的なもの?まだ、プレイで出てきていないのでよくわかりません。

マリちゃんとよくわからないマーカー

 行動タイルは以下の通りです。

 上の左から、1歩前進、2歩前進、右回転、左回転/右回転スイッチ、左回転。

 下の左から、一時停止、行動2回、停止、ドアのスライド。

行動タイル

 これらのタイルは、パズルシートに指定されたもののみを使う事が出来ます。

 プレイはまず、1枚タイルを出して行動します。次にもう1枚出して、前に出したものを含めて行動します。後に出すタイルは現在出しているタイルのどこにおいても大丈夫です。行動の順番は、タイルを置いた通りにします。一度置いたタイルは、他の所に動かせません。

 試しに1シート目をプレイします。なお、このシートはチュートリアルなので、既に答えが書かれています。

 なお、本当はタイルは横に並べるようです。今回は縦に並べ、上から下へ行動をしていきます。

 

1タイル目

 「2マス移動」タイルを場に出し、マリちゃんを2マス動かします。

1タイル目の移動

2タイル目

 「1マス移動」タイルを「2マス移動」タイルの前(上)に置き、合計3マス移動します。

2タイル目の移動

3タイル目

 「1マス移動」タイルと「2マス移動タイル」の間に「右回転」タイルを差し込みます。タイルはどこにおいても構いません。ただし置いた順番は守らないといけません。この例では上から下への順番で行動します。

 マリちゃんは1マス前進し、右回転し、2マス移動します。

3タイル目の移動

ゴール!

 マリちゃんは無事に出口にたどり着きました。置いたタイルはすべて実行しないといけませんので、置き方が悪いと出口を行き過ぎてしまいます。その場合は失敗になります。例えば、2歩前進の後ろに1歩前進を入れると、3タイル目の時に最初の2歩前進で壁を突き破ってしまいます。

ゴール!ゴール!ゴォォォルゥゥゥゥ!!!

 最初なので結構単純です。ただし、一発で決めるためには頭の中でタイルを置く順番を考えないといけません。無論、頭で考えずにタイルを置いて試行錯誤するのもありです。ただ、私は一応プログラミングもしますので、まず頭の中で順番を整理する方が性に合っています。プログラムを書き直す作業は、タイルを置き直すよりもはるかに面倒ですので、頭の中で順番を整理するというやり方の方がプログラミングの訓練になるのです。

 

 さて、パズルシートは40枚あります。マリちゃんはこれらを踏破して指令室に行かないといけません。一気にプレイしちゃうともったいない気がするので、少しずつ楽しんでいます。だんだん難しくなっているようです。例えば下の様に広い場所や、マスが少ない一本道がありますが、そこに回転タイルがあるとどうするか。答えは一つとは限りません。

パズルシートの例

 私はパズルゲームが好きです。パズルには必ず正解があります。・・・ないパズルゲームもありましたが・・・。アレは酷かった。ない正解を求めて時間を無駄にした。

 それはさておき、現実はパズルのように正解がありません。そういった意味で、パズルゲームは現実に疲れた時に気分転換に最適です。