渋ハロ戦線異状なし

 人込みは嫌いなので行きはしませんでしたが、ニュースで見ると昨日の渋谷では、大きな事故や混乱もなかったそうです。それどころか、逮捕者0名とか。マジか。すごい。
 多分、酒類の販売を禁止してあまり酔っ払いがいなかった事もあるのでしょう。また、11時過ぎぐらいには渋谷駅に行く人ばかりになっていたようです。終電を逃し、路上に座り込んで酒を飲むしかなくなり、深夜には泥酔して暴れたり倒れたりする人がいなかったのが逮捕者0の結果につながった面もあると思われます。それに韓国の事故の影響も大きかったかも。
 そういえば、左側通行をするように誘導していましたが、なんで左側通行何だろう。刀を差しているわけでもないのに。歩行者は右側通行なのではないだろうか。という疑問を持ちました

 

 さて、その韓国の事故では154名の死者ということですが、重傷者も30名ぐらいいるらしいので、もう少し増えるかもしれません。現場は登るのが少し大変なぐらいの坂道です(勾配10%らしい)。それはまあ確かに坂の上の人が倒れたら雪崩も起きようというものです。
 血の日曜日事件というのがありましたが、今回のは血のバレンタインならぬ、血のハロウィンとはならないでしょう。何しろ死因は圧死、つまり窒息死ですから、血の流れ様もない。でもきっと韓国では惨劇のハロウィンとか何とか名前が付きそうです。そうして、毎年気を付けるようにしないと、また起こります。

 

 警備は例年では90人ぐらいだったようですが、今年はコロナ規制もないため140人ぐらいに増やしたそうな。でも、数万人の人間が集まるのに140人では焼け石に水ですね。SNSとかで警備が無能という声があるそうですが、現場警備の人に責任を問うのは酷というものです。北朝鮮だったら、現場警備の人が罰を受けそうですが。

 

 狭い路地の坂道ですので、動線管理が重要だったのではないかと思います。どうやら人の動きのコントロールはできていなかったようで、坂を上る人と降りる人がぶつかり合っていたようです。こういった狭いところは一方通行にすべきでしょう。それも坂の上から下への流れではなく、下から上への流れになるような一方通行です。なぜなら、上から下の場合、下に向かってこけ易くなります。下から上ならば前にこけても立ち上がりやすいし、また後ろの人は気が付きやすい。それに後ろにこけた場合でも後ろの人は支えやすいです.そもそも移動速度が登りは遅くなるので、何かあっても対処しやすい。こういったことは、素人でもわかることです。
 どうもイベントの様な主催者がいないため、全体をコントロールする人や組織がいなかったというのが問題だと思われます。とはいえ、これも単純に行政(ソウル市長とか)の責任とすべきかどうか微妙ではあります。日本では、警察、区、商店街が主体となってコントロールできていたようです。この辺りは韓国より先進的なところでしょう。韓国も日本を見習えばよろしい。先例があるのだから、システムを移植するのはそんなに難しくないはず。

 

 まあ、究極には個人の責任でしょうがね。

 

 そういえば、当初有名人を見るために群衆が移動したとかいう噂が流れていました。当日のニュースのキャスターが、現地の特派員に原因を訪ねるシーンがあって、特派員は原因不明と言っていましたが、キャスターは有名人の話を持ち出していました。あれはダメだな。ニュースキャスターがデマを流してどうする。特派員は分かっていることだけを慎重に話しているのに、キャスターが何かを期待するかのように単なる噂話を持ち出してはダメだろう。相も変わらずマスコミの質が悪い。もっとも、このニュースはNHKではなかったですが。