今日はラオウを飲んでいます。
って、これ、全部にやったら一週間分のネタができます。でも、ジャギとかあまり話すことがないな。一定の数のジャギファンがいるようですが・・・。やっぱ、弟が優秀なお兄ちゃんの支持があるのでしょうか。
ラオウと言えば、NHKでやっていた「セカンドの美学」でラオウが取り上げられていました。「セカンド」というのは、主人公のライバルの様な、副主人公的なキャラの事です。で、この番組、結構狂っていました。マンガでラオウが出てくるコマを全部切り取って並べたり(千以上あった)、ラオウの体のサイズを計って、一日にどれぐらい食べればその体格を維持できるか科学的に計算したり。
すごいのは、人間の感情が昂ると瞳孔が開くという事で、マンガのコマのラオウの瞳を一々計って、どのシーンで一番ラオウの感情が昂ったかを調べてた。すげぇ。
ちなみに一番昂ったのは、トキとの対決の後でした。あの「もう責めはせぬ」のシーンです。アニメのシーンも再生していて、見ていて涙ぐんでしまいました。いいシーンだなぁ。
で、このシーンはユリアの絡みよりもよっぽどラオウにとって重要だったようです。思えらく、ラオウにとってのユリアは、恋愛感情を引き出すような女性としてよりも、権力の象徴(南斗最後の将ですから)としてしか見ていなかったのでしょう。最初は。
ラオウは、乱世を恐怖をベースにした覇道によって安定させようとしました。が、結局は、ケンシロウの王道に負けたわけです。そして最後に「わが生涯に一片の悔いなし」と言って死にました。瓶のラベルに書いてある通り、多分ラオウの一番いいセリフでしょう。ラオウは覇道ではダメだということに気が付いたのです。そして、自分がまけることが、むしろ乱世を安定させることになると、ケンシロウに期待をしたのでしょう。とはいえ、ケンシロウは、乱世をほっぽってユリアとともにどっかに行ってしまいました。その後も乱世は続きます。なんというか、エルガイムのラストの様な感じです。ダバも結局全部ほっぽって、いなくなってしまいます。きっとその後のペンタゴナワールドは乱世のままだったことでしょう。
閑話休題(それはさておき)
そこで思い出したのが「蒼天航路」の孫堅の死に様です。孫堅は「今、果つる時を迎えてみれば、何と悔いなき天命よ」、「おお!快なり!!」と言って死にました。まさにラオウと同じです。うらやましい。こんな死に様をしたい。でも、「自分の人生は、一体何だったんだろうか」(衛宮切嗣、黒田如水)という思いで生きている私にとっては、多分難しいかもしれません。
(追記)
ラオウは、ジュウザほどすっきりとした感じではなかったですが、よい香りがして、それはそれでストレートで飲みやすかった・・・。その甘い香りは、ラオウの優しさの様な気がした・・・。何言ってんだ、俺。