The U.S. Civil War 1861年シナリオ トランスミシシッピー戦線

 せっかくなので、トランスミシシッピー戦線についても考えてみます。セットアップ状況は以下の通りです。セントルイスはトランスミシシッピー戦線側です。各将軍の下にいるのは1SPです。これより南はユニットがありません。カリブ海沿岸はガラ空きです。

トランスミシシッピー戦線のセットアップ

 ミズーリ州北軍側ですが、目標ヘクス(赤丸)のスプリングフィールドは南軍支配です。ほっておいてもミズーリ州北軍支配は覆りませんが、せっかくなのでスプリングフィールドを落とす方法を考えてみました。ちなみに2-1-5のLyonは第2ターンに1-1-4のCurtisに入れ替わってしまいますので、できれば第1ターンに活躍して欲しい。

 南軍のPriceが第1ターンに使える兵力は最大2SPです。ただし、第2ターンになると1SPの増援を付けることができます。

 

(追記)

 南軍はスプリングフィールドまで補給が届かないかも。

 

 第1ターンの第1アクションフェイズでは、北軍は3アクションポイント必要です。Fremontは動かしません。こいつは普通にSPを動かしたのと同じ3MPしか持たないだけではなく、活性化に2アクションポイント必要ですので。

 

(追記)

 Fremontを一人残して1SPを移動させることはできませんでした。

第1ターン第1アクションフェイズの北軍の移動

 南軍も指をくわえてみているわけにはいきませんから、スプリングフィールドに向けて移動します。

南軍の対応

 第2アクションフェイズです。北軍はローラの1SPを待って合流する手もあります。が、南軍が先にスプリングフィールドに入ると塹壕構築されますので、3SPで攻撃可能ですが塹壕の+2DRMが厄介です。将軍のDRMだけなら北軍+2、南軍+1ですので、2SP同士の戦いでも北軍有利です。これに塹壕+2DRMがあると、確率は全く同じ。かつ北軍が攻撃側になるので引き分けの場合は退却しないといけません。以上から、北軍はすぐにスプリングフィールドに入り、かつ塹壕を構築した方がよいようです。

第2アクションフェイズ

 第1ターン終了時にはスプリングフィールドの支配は北軍に渡ります。南軍はスプリングフィールドを避けて他の目標ヘクス攻略に行くのも手ですが、補給が届きません。あまりいい手ではないでしょう。どのみち第2ターンにはLyonはいなくなります。それからスプリングフィールドに対応しても遅くないでしょうし、そもそもミズーリ州で攻勢を取る意味もありません。端的に言って、この戦線、別にアクションポイントを使って動かすほど重要ではないです。むしろ沿岸の方が大事です。

 

 また、第1アクションフェイズにPriceが1SPだけ率いてさっさとスプリングフィールドに入ってしまう手もあります。その時は第2アクションフェイズで北軍がLyon+2SPで攻めてくるでしょう。そうなると北軍は2SP欄で+2DRM、南軍は1SP欄で+1DRMなので、南軍が敗北する確率がかなり高いです(26/36)。なので、やはり南軍は無理に手を出さず、好機を待つ方が良さそうです。