夢一夜

 こんな夢を見た・・・

 

 友達の家に10人ぐらい集まって、パーティーを開いた。私の誕生パーティーだったようだ。そこで、花いちもんめを始めた。家の中で花いちもんめというあたりが夢と言える。ジャンケンで二手に分かれるのだが、三人と残りに分かれた。三人の方は負け組だった。その中に私もいた。私を真ん中に手をつないで「勝って嬉しい花いちもんめ」「負けて悔しい花いちもんめ」と始めた。隣の人が勝負に出て負けた。その人は相手の組に入った。そして、また「勝って嬉しい花いちもんめ」「負けて悔しい花いちもんめ」。隣の人が勝負に出て負けた。その人は相手の組に入った。残りは私一人だった。「初めて花いちもんめで勝負が付くのを見るかも」と皆が言っていた。私が負ければそうなる。そして、そこには勝ち組だけが残り、相手はいないはずだった。

 

 この辺で目が覚めたのですが、ボケっとした頭で続きを考えていました。

 

 「だが、花いちもんめは終わらなかった・・・。私は確かに勝負に負けて勝ち組に入ったはずなのに、花いちもんめは続いた・・・『勝って嬉しい花いちもんめ』。そうこちらが言うと、どこからともなく暗く低い声で『負けてぇ悔しいぃ花いちもんめぇぇぇ』。永遠に終わらない花いちもんめ・・・」

 

 何の怪談だ。