会社で教育にゲームを使うのは無理か

 会社で安全管理の講習があるというので、事前に資料をもらいました。読んでいて、資料の中にチーミングの話があって、チームで次々に出てくる難問を解決するというのがありました。おお、これ「パンデミック」じゃんと思ったのでした。

 古い人(つまり経営者とか)はゲームというと将棋やすごろくの様にプレイヤー同士が戦うものをイメージするのかもしれません。しかし、ゲームが好きな人はよくわかっている通り、今では「協力型」というのが幅を利かせています。上記のチーミングの教育にもってこいだと思うのですが、これをやるというような話は聞いたことがありません。

 とはいえ、社内教育でゲームを使うのは結構大変だと思います。いや、社内教育だけではなく、友人間でのプレイでも同じなのですが。

 困難な点は2点、「インスト」と「興味」です。

 インストは、ゲームを知らないプレイヤーにルールを教えることです。が、教える人がルールをよく知って理解していないと教えられません。インストする人の問題です。

 興味は、プレイヤーがやりたいと思わなければ、ルールを覚えたりしないものです。「パンデミック」なら医療関係者なら興味を持つでしょうが、それ以外だとどうでしょうか。これはプレイヤーの問題です。ただ、ゲームというのは、たいてい面白いものです。なので、興味がない人でも、他の人が楽しそうにプレイしているのを見れば、興味を持ってくれるかもしれません。

 結局、社内教育でゲームを使うには、使うゲームをよく知っている人、つまりインストできる人が必要で、これの確保が難しいのでしょうか。経営者の頭の中身を変えるのも難しいですが。