『マップブックIシティ編』(グループSNE)を買いました。地図好きなもので。
この本は、RPG(ロープレの方)で使えるような都市などの地図が21種類載っています。作者はクロンプトンという人で1993年に作られたものです。いろいろな都市やダンジョンの様なものが載っています。普通の都市だけではなく、木のうろや牢獄などもあります。
さて、これを見て、すぐに日本人の画家ではないなと感じたのでした。大体この手の絵を見ると日本人が描いたのかそうではないかがわかります。でもなんで?
ロープレやゲームブックなどのファンタジー系の本で、翻訳物は大隊挿絵も向こうのものを使っています。なのであちらのものは結構見慣れています。それもあるのでしょうが、どうも感覚が違う気がします。なんで?
考えてみました。
スクリーントーンの使用率が少ない。塗りつぶし(ベタではなく)の感じが異なる。線が太い。建物が幾何学的に整列している。
最後のはよく言われることです。特に庭園。西洋式庭園は幾何学的だが、日本庭園は非幾何学的で石とかがバラバラに配置されている、と。日本人画家の手ではないと感じるのは、そういった感覚が違うせいででしょうか。
ふと気になって、ASLのマップを見てみました。・・・別に幾何学的ではないな。まあ、きれいに並んだ建物では、戦術に幅が無くなりすぎてつまらないですしね。
さらに気になって、ヒストリカルマップを見てみました。『Hatten in Flames』では部分的に幾何学的に並んでいるところがあるなぁ。『Red Factories』は幾何学的だ。特に道路が幾何学的だ。直線道路が多い。戦いにくそう(砲のLOSが通りやすい)。
古い町と新しく作られた町では、やはり作りが違うようですね。うーん。やっぱり地図は面白い。
それにしてもASLの汎用マップは、もちろん創造物ですが、西洋人が作ったものと日本人が作ったもの(あるかどうか知りませんが)は異なったりするのでしょうか。ヒストリカルマップなら日本での戦いでもそれなりの地図になりそうですが、汎用マップでは、彼らはどんな地図を作るのか。・・・そういえばSK#4を持っていました。で、見てみたら、ただの汎用マップだった。