「悪党」について

 だいぶたくさん芽が出てきました。発芽率80%とのことだったので、少し多めに撒いたのです。残念ながら、いずれ間引きをしないといけない。かわいそうです。

 

 「悪党」で有名なのは楠木正成です。で、いつも思っていたのです。こういった悪党たちの子孫はどうなったんだろうか、と。「逃げ上手の若君」では、時行に負けた悪党が、在郷武士に変化していく様が描かれていました。このように「悪党」はいなくなったんだろうか。

 これは、墨家にも言えることでして、前々から戦国時代に隆盛を誇った墨家が、秦の時代になって姿を消したのも、どうなったんだろうかと思っています。悪党も同じなのかな、と。

 最近読んでいる「戦国の忍び」(平山優)で、戦国時代の文献でも「悪党」は出てきていると知りました。まだ生き残っていたのか。でも、楠木正成の様な悪党ではないようです。所謂、夜盗、強盗、山賊、海賊、博徒のことらしい。様変わりしたものだ。

 それとも、もしかしたら楠木正成の方が、本来の「悪党」というカテゴリーから、はみ出した者なのかもしれない。