完璧主義者ゆえか

 私はDJ(デスクジョッキー)というのが嫌いです。DJアプリゲームを遊んだことがありますが、すぐにアンインストールしてしまいました。DJでは、レコードを逆回ししたり、音程を変えたりとかします。でも、「すでに完成している曲に、なんで余計なことをするのか」、全く理解できません。

 昔、ピアノ殺人事件(確かそんな名前)あったと思います。ピアノの練習の音がうるさくて殺しちゃったっていう奴です(確か)。かなり昔の話なので記憶もあやふやですが。その時思ったのです。これが有名なピアニストだったなら殺人は起きたんだろうか?、と。タダで有名ピアニストの曲を聴けるなら得ではないか、そう思えば殺人になっただろうか、と。

 さらに思考を進めました。多分、「練習」だったからではないかな、と。練習ですと大体が途中で間違って途切れてしまいます。それを何回も繰り返して、間違ったところをうまくするのが練習でしょう。では、聞いている人はどうか。知っている曲ですと先のフレーズがわかっていますが、それが途中で途切れる。何回も、何回も。これはかなりのストレスになります。試しにやってみればわかります。特にきちっと1フレーズが終わるところで花、途中だったりするとなおさらです。

 ピアノ殺人は、単に音がうるさい、というのが原因ではなく、この途中で途切れるというストレス(ほとんど拷問)が原因だったのではないかと思っています。結局、事件ではどう処理されたかは知りませんが、こういった人間心理に踏み込まないと何度も同じようなことが起きてしまうでしょう。練習する人も注意が必要です。

 DJも同じです。特に知っている曲ですと、プレイが辛くなります。これは、知っている曲が完全に再現されるだろうという脳と、実際に聞いている音とのギャップがストレスを生んでいるのだと思います。やっぱり知っている曲は、知っているまま完璧に同じように耳に入らないと落ち着きません。

 そんな感じで、私はメドレーも苦手です。こういった曲が平気な人は、物事に柔軟に対処できる人なのかもしれません。私は少し頭が固く、完璧主義なようです。