最近話題の「逃げ上手の若君」をつい一気読みしてしまいました。「中先代の乱」でも見覚えのある人とかが出てきましたが、まあ少年誌ですから、かなりヘンテコな人物像になっています。また、本郷和人の歴史解説などもあり勉強になります。
で、コミック2巻のあとがきで、作者が注意すべきこととして、あくまで娯楽作品なので、「作者が歴史に呑まれない事」と書かれていました。ああ、司馬遼太郎もこう思って書いていたら司馬史観なんてモノを生み出さずに済んだのだろうなと思ったのでした。
変に歴史の細部に拘らずに楽しめる人ならお薦めです。リアリティが大好きな人にはお勧めではありません。少年誌ですから。
(追記)