悪役令嬢

 電子書籍を漁っていたら、やたら「悪役令嬢」ものの漫画が多いのに気が付きました。そういえば、アニメにもなっていましたね(見ていませんが)。そんなに需要が多いのでしょうか。

 よくあるのが乙女ゲーの悪役令嬢に転生するといった話のようですが、それ以外でも普通のファンタジーの中の話もあるようです。いわゆるピカレスクロマンのようなものなのでしょうか。今一よくわかりません。本来やられ役なのに、むしろ王子様とかから高評価になるのがカタルシスなのでしょうか。それとも、ヒロインのやたらと清純・高潔・いい子ちゃんな所があまり受けない(女子的に)のでしょうか。男性の目から見たヒロイン(理想の女性像)に対するアンチなのかもしれませんね。

 でも、二冊ほど買って読んでみたら、結構面白かった。買ったのは「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」(保志あかり、大木戸いずみ、早瀬ジュン)と「自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。」(蓮見ナツメ、しき)です。後者は完結しています。

 面白いのは前者は悪役令嬢視点、後者は悪役令嬢の婚約者の王子視点な所です。いろいろ考えているのですね。