ASLSKシナリオ47を考えてみる

 昨日はシナリオ47の概略を見てみました。そこで、具体的にセットアップを考えてみます。まず、アメリカ軍の動きの予想を考え、それからイタリア軍のセットアップを考えます。

 ちなみに、あまり考えずにイタリア軍をセットアップした時には、3カ所ある広場の周囲に集めて「殺し間だぁ」とか考えていました。「センゴク」の読み過ぎです。途端に「センジュツヘンコウカンコク。ダイイチアン、セントウソクジチュウシ、テッタイ。」とレイが警告しました。そんなところにアメリカ軍が入ってくるわけがありません。

 「ダメだ。それはできない。」そんなわけで、この考えなしの考えは放棄しました。

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十兵衛殿に倣って「殺し間」を作る

 そこで、アメリカ軍の移動を考えるようにしたのです。

 アメリカ軍の普通の分隊は第1ターンのAPhまで含めると、下図の所に進出できます。もちろん、指揮官やCXを使えばもっと動けますが、まあ、基本はこんなところでしょう。その後、茶色の矢印のように展開していきそうです(イタリア軍の配置次第ですが)。

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アメリカ軍の進撃予想図

 さて、イタリア軍としては、要塞化6ヘクスが可能なので、できれば石造建物に付けたいところです。しかし、上記のように4か所(赤丸)ある石造建物のうち、2か所は第1ターンにアメリカ軍に突撃されます。ここにイタリア軍分隊を配置していると白兵戦に巻き込まれます。白兵戦は、1対1の分隊同士の場合、明らかにイタリア軍が不利です。なので、できれば白兵戦は避けたいものです。とはいえ、複数のアメリカ軍の分隊が来た場合、射撃だけで押しとどめるのは無理がありそうです。とすると、この2つの石造建物は放棄する必要がありそうです。

 もっとも、別の考えとしては、ここを要塞化して序盤に時間を稼ぐという手もあります。その際はイタリア軍分隊を2つスタックして守れば、とりあえず白兵戦では比率1:1で何とかなるかもしれません。イタリア軍2個分隊で6FP、LMGを付ければ8FP、PBFで2倍になれば16FPなので、隣接されても結構、防御射撃で何とかなるかもしれません。抜かれると後がないけど。

 

 後、トリッキーなのは、東側(マップ右側)の方の木造建物を要塞化しておいて、初期配置はこちら(右側)にイタリア軍を置かず(石造建物の防御のみを考えているふりをする)、ゲーム終盤に北側から走ってこの建物に入って籠城、時間切れを狙うとか。アメリカ軍がマップ中央から左側に戦力を集中していたら、もしかしたら生き残るかもしれません。まあ、あまりお勧めの手ではないですが。

 

 などと考えています。それだけでも結構楽しいです。

 

 最終的に、下図のように配置しました。最終防衛要塞化建物にはHMG。動かしにくいので。左右の交差点にMTR。最終建物に群がったところへ攻撃。ART(75mm)は前に「殺し間」とか言っていたところをCAにしました。後、マップ右側にMMGを配置して、やはり「殺し間」の影響が出ています。ここなら最初の石造建物が狙えます。

 さてどうなりますか。続きはWebで!

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イタリア軍の初期配置

(追記)

 そういえば今まではHIPの代わりにブランクカウンターを上に乗せていましたが、VASSALではHIPのメニューがあって、ユニットを透明にするのですね。少しずついろんなことがわかってきています。人生、いつまでも勉強だ。