アニメコナンのネタ

 昨日のアニメ「名探偵コナン」のトリックネタは刑事コロンボの「二枚のドガの絵」かと思っていたら、違いました。原作マンガがあるのかどうか知りませんが、「二枚のドガの絵」トリックでは芸がないと思ったのかもしれません。でも、むしろチープなネタになった気がします。

 刑事コロンボは、最後の最後まで自信満々な犯人に対して、コロンボがどんでん返しを行うところが面白いです。水戸黄門の印籠ですね。まあ、後輩によると、「どんでん返しができるとわかっていて犯人を追い詰めるコロンボ」が陰険だそうですが。

 「二枚のドガの絵」は、そのどんでん返しが秀逸で覚えていました。ただし、話の内容はあまり覚えていません。多分贋作がらみでの殺人事件だったのでしょう。本物を持って帰ってきた犯人に対して、コロンボが指紋を取ればわかると言います。が、犯人は「私の指紋はいくらでも付いている」と返します。しかし、コロンボは「あなたのではありません。私のです。」と返します。付いているはずがないコロンボの指紋が付いていることが犯人を示しているのです。しかも犯人の「今付けたのだろう」という指摘に対して、コートのポケットに入れていた手を出すと手袋をしている。・・・確かにわかっていて犯人を追い詰めている・・・。

 今回のコナンも同じような感じなので、博士の指紋が付いているか見ればすぐわかるじゃないかと思っていたのですが、そっちに話を持って行っていなかった。そもそも鑑識さんが出てこない。

 大体の推理マンガでは、追い詰められた犯人はあがきまくった挙句に「証拠はあるのかっ!」とか言って、証拠を出されて終わりです。でもコロンボでは、犯人は最後の最後まで自信満々です。そこが違うと思います。私は結構コロンボが好きです。風采の上がらない人が有能、ということだけではありません。