その発明に乾杯

 NAWのマレンゴをやっています。久しぶりにマストアタックのゲームをやりました。最近あまり見ないのでは?

 で、思ったのです。メイアタックって、結構なパラダイムシフトではなかっただろうか、と。

 私はウォーゲームの歴史に詳しくはありませんが、最初は多分マストアタックが主流だったのだと思います。ところが、メイアタック、つまり戦っても、戦わなくてもいいという概念が出てきました。これを見た人はどう思うか。「えっ。敵兵が目の前にいるのに銃を撃たないの?」とか思って否定的に考えた人もいたのではないでしょうか。

 将棋にしろ囲碁にしろ、敵の駒を取るのが当たり前です。メイアタックでは、まるで囲碁で囲んでも石を取っても取らなくてもいい、と言っているようなものです。

 そんなことを思ったら、メイアタックって、すごい発明ではないだろうかと思ったのでした。現在では当たり前のように使っていますが、先人たちの偉大なパラダイムシフトは再評価すべきかと。

 そう思うと、ルールがおかしいとか言って評価しないのは、どうも狭量な気がしてきました。あまり否定的に見ずに、肯定的に物事を見た方がいいのでしょう。これはゲームにかかわらず、いろんなことに当てはまりますが。