戦争マンガの世界について

 コマンドマガジン160号が届いたので早速見てみました。今号の「あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界」は「逃げ上手の若君」という北条時行を主人公にしたマンガでした。いや、そんなマンガがあるんだねぇと思ったのでした。ちょうど新書版で「中先代の乱」というのが出ていて、読みたいなと思っていたので、ジャストな内容でした。

 北条時行中先代の乱に敗れた後も、結構後の方まで名前が出てきますので、興味を持っていたのです。北条直系で狙われやすそうなのに生き延びているのですから。しかも歴史の舞台から退場せずに。それにしても高校の教科書ぐらいにしか顔を出さないのに、よく主人公にしたな。しかも少年マンガで。

 

 それはそれとして、「あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界」は毎回楽しみにしています。ぜひ、いしいひさいちの「鏡の国の戦争」を取り上げてほしい。これ、大学の時に読んで大爆笑しました。いしいひさいちといえば「がんばれタブチくん」や「おじゃまんが山田くん」などが有名ですが、「鏡の国の戦争」や「101匹忍者大行進」とか大好きです。また、シャーロック・ホームズ物が好きなので「コミカル・ミステリー・ツアー」とかもいいですね。

 「鏡の国の戦争」は、やる気のない兵士たちやあほな将軍・参謀などが出てきてキャラが立っていて面白いです。特に記憶にあるのは、第一次大戦西部戦線のように膠着した戦況を打開しようとして一大作戦を決行する話です。また、新任司令官に過去と現在の戦況図を説明して「変わっとらん、何をやっているんだ」と怒られた参謀の返しが秀逸でした。ネタバレになるから詳しく話せませんが。

 

(追記)

 NHKの英雄たちの選択で北条時行がテーマになるようです(25日放送)。なんか時行が流行りなのでしょうか。来年の大河ドラマは、北条の終わりの方ではなく最初の方の人(義時)が主人公だったはずですが。