ハザードマップは役に立っているのか

 今日、初めて土砂災害で避難指示が出ました。でも、我が家の周りは土砂災害があるところではありませんので、避難せずにASLSKをやっていました。浸水の方は可能性がありますがね。

 で、前にうちのマンションの住人の方が、「ハザードマップを見たら6mの浸水がある(2Fまで浸かる)」という人と、「ハザードマップだと50cm(0.5m)」という人がいました。調べてみたら、外水氾濫と内水氾濫の2つのハザードマップがあり、外水の方を見た人が6mだと言い、内水の方を見た人は0.5mと言っていたのです。

 なるほどと思いつつ、これ、一般の人はわからないのではないかと思いました。

 外水氾濫、内水氾濫という用語は、私は災害関係の仕事をしていたことがあるので区別がつきますが、普通の人は知らないと思います。そして、どういう状況の時に起こるのかも。

 今回、避難しなかったのは「土砂災害」の警戒情報であった点と、近くの川の水位は堤防の天端どころか中水域にすら達していない状況なので、越水や破堤の危険がなかったためです。

 わざと、専門的な用語を使っています。

 こういった用語は一般の人が理解しづらいものだと思います。ハザードマップにはもう少し丁寧な説明を入れないとだめですが、一般の人は図ばかり見て文字は読まない気がしますので、その点も留意してハザードマップを作る必要があるでしょう。現状のハザードマップだと、自分の住んでいる場所の浸水深にしか目がいかず、どういう設定でそれが計算されているのか理解できないでしょう。私が思うに外水氾濫でも6mは少し大げさです。まあ、最高危険度を示すにはいいですが。