『尖閣ショウダウン20XX』のルールブックは素晴らしい

 「尖閣ショウダウン20XX」を買いました。「尖閣ショウダウン」の方はやっていないので、ルールが少し異なると書かれていましたがよくわかりません。

 で、ルールブックが素晴らしかった。

 カラーだというだけではなく、細かな心遣いが素晴らしいと思います。例えば輸送艦はユニットにマークがついていますが、本文中で「輸送艦」とある場合、必ずそのマークも一緒に書かれていますので、探すのが簡単です。それにマークを覚えやすい。

 また、日本軍が青いユニット、中国軍が赤いユニットなので、本文中で日本軍や中国軍について分けて書かれている箇所の背景を青や赤にして分かりやすくしています。

 それに、箇条書きの所は行間を多くとったり、ダイスの出目の説明では表形式で探しやすい。

 特に、セットアップに関しては、図入りで丁寧に説明しています。こんな丁寧なセットアップルールは見たことがない。少なくともウォーゲームでは。

 まあ、欠点はあります。注釈の所で茶色地に黒文字なので見にくいのと、デザイナーズノートの文字が少し小さい。後、セットアップの図のプレイヤー補助シートが実際のものと異なっている(差し替えが間に合わなかったのか。)。

 いずれにしろ欠点は大したことありません。ルールブックが素晴らしいので、プレイ意欲が湧きます。で、試しに少し動かしてみましたが・・・第1ターンで自衛隊の水上艦艇は全滅しました。数の暴力だ。また、中国軍の艦艇は先制攻撃できるので結構一方的でした。もう少し考えて行動する必要がありそうです。中国軍も自衛隊もセットアップで尖閣周辺海域にごっそり置きました。戦術核やマテリアルバースト(20XXなら2095でもいいよね)のルールでもあれば別ですが、兵力集中は戦いの原則ですから。でも自衛隊の艦艇はあまり強くないので、最初からクライマックスというわけにはいかないようです。

 

(追記)

 プレイヤー補助シートの中国軍の増援のユニット数が違うところが2カ所ありました。多分ミスでしょう。いずれQ&Aが出ると思うので待ちたいと思います。

 

(追記)

 中国軍のユニット(赤地)の艦名(黒字)が小さいので見にくい。