かつて来た道、いずれ行く道

 東京のコロナ陽性者が増えています。そのせいでしょうか、朝のニュースで、路上飲みする若者に食って掛かる中年男性の映像が流れていました。「飲んで」いる人に「食って」掛かるとはこれ如何に。

 いやまあそれはどうでもよろしい。

 中年男性の怒りも尤もとは思いますが、私はいつも思うのです。若者がバカなことをやっていても、老人がバカなことをやっていても「かつて来た道、いずれ行く道」なので、怒っても仕方がないと。

 この中年男性も、若かりし頃は当時の中年男性が怒りに感じるようなことをやっていたのではないでしょうか。それを忘れて、今の若者に怒りをぶつけても仕方がない。かつて、自分やっていたことなのです(路上飲みしていたということではありません)。

 老人に対して怒りを感じたとしても、いずれ自分も老人になって同じようなことをするようになるのです。

 そう思うと、怒りを感じたとしても、その怒りをぶつけるようなことをしなくなるのではないでしょうか。少しは心穏やかにしてほしいものです。

 

 各ネタが無くなったので、いつも考えていることをネタにしてみました。